すっきりした美しい部屋に憧れはあるものの「汚部屋」から脱出できない人は意外といるものです。
すでに汚部屋の人がなんとなく片付けを始めても片付かないばかりかかえって散らかることにもなりかねません。汚部屋を解決するにはまずその心理を知ることが大切です。
今回は汚部屋になる人の心理、汚部屋を脱出できる方法をお伝えします。
汚部屋になる人の心理
汚部屋になる理由は人それぞれです。
まずは汚部屋になる人の心理をご紹介します。ただどうしても汚部屋になってしまうという人は心の病の可能性もあるので、以下の記事もあわせて参考にしてみてください。
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出したら戻す習慣がない
部屋が散らかる原因の一つは出したら戻す習慣がないことです。この習慣がなければ当然散らかります。
例えば食器は使ったらまずキッチンへ持って行く、漫画は読んだら本棚へ、洋服はハンガーにかけるなど。
戻す行為を当たり前にすることが大切です。
ストレスから衝動買いする
汚部屋になる人の特徴として、物の絶対量が多いことがあげられます。
ストレスを解消するするために買い物をすることもあるでしょう。
特に欲しいものではなくても「可愛かったから」「いつか使えそうだから」と購入したり、気軽にネットショッピングをすると物がどんどん溜まっていきます。
もったいないが口癖
物を捨てられない人、汚部屋になってしまう人の口癖が「もったいない」です。
友達が捨てようとした物にも反応して「捨てるなんてもったいない。私がもらうわ」と言ってしまうこともあるでしょう。
無料で配られるサンプル品などもため込んでしまう傾向にあります。
ゴミ出しの習慣化がない
汚部屋になる人にはゴミ出しが習慣化されてない場合もあります。
そもそも捨てる物と、生活に使う物が一緒に置かれていることもあるでしょう。一週間分のゴミを出し忘れると、二週間分のゴミが部屋にある状態に。繰り返すことで面倒になり、ゴミがたまっていくということにもなります。
心の病が原因
汚部屋から脱出できないとしたら心の病という可能性もあります。
仕事が忙しすぎる、プライベートでの悩みが多い、やるべきことが山積みなど、キャパオーバーになっているかもしれません。ストレスを抱えて解決できない時は、まずしっかりと休むことが先決です。また早めに心療内科等へ受診することも考えましょう。
物の置き場所を決められない
部屋が散らかるということは、物の定位置が決まっていないという可能性があります。
決まっていないからこそ、適当に置いた場所にどんどん積み重なる結果となるでしょう。
必要な物と不要な物の区別ができない
汚部屋になってしまう原因に、必要な物と不要な物の区別ができないことがあげられます。
使っていない文房具、読んでいない本、着ることのない洋服など、ゴミではないからこそ、たまっていくことになります。
汚部屋が生活に与える悪影響
汚部屋のままにしておくと、生活に与える悪影響を及ぼすことになります。
散らかった部屋は当然掃除が行き届かないためホコリが溜まります。ホコリには有害なアレルゲンが含まれ、アレルギーや喘息の原因となります。
小さなお子さんがいる家庭では、より清潔にすることが大切と言えるでしょう。
また物があふれている場合、足を取られて転倒して大怪我になる可能性もあります。金属や尖った物を踏んでしまうことにもなりかねません。
早めに片付けて、怪我のもとを排除することが大切です。
汚部屋を脱出するための4つのステップ
汚部屋から脱出するために簡単に片付けられる方法をご紹介します。
明らかなゴミを捨てる
使い終わったティッシュ箱、空のペットボトルや缶、食べ終わったお弁当箱など、明らかにゴミと判断できる物を捨てましょう。
しっかりと分別してまとめることが大切です。ゴミを処分するだけでも部屋はかなりスッキリとするでしょう。
物を分別する
ゴミがなくなったら次は家の中にある物を「必要な物」「不要な物」「保留」に分けます。
ダンボールを3つ用意して、分別しながら整理していくと効率的です。
いきなり捨てるのは難しいので、まずは分けるところからスタートしましょう。目に付いた物から片付ける、もしくは部屋の端から順番に片付けるなど楽しい方から始めましょう。
保留していた物を整理
「必要な物」「不要な物」はすぐに決められますが「保留」はどちらにしてよいか迷いがちです。さらに「宝物」の箱を作って保管することも選択肢に入れるのもよいでしょう。
捨てることだけにフォーカスせず、大切なものは残しても構いません。保留している物も以下の基準で判断してみてください。
1年以上使っていない物
文房具、割り箸、紙袋なども数を決めて捨ててしまいましょう。
コレクションとしている物以外は「不要」と決めます。
洋服も同様に1年以上着ていないなら処分します。流行遅れのアイテムとなるので不要扱いにした方がよいでしょう。
もう一度買うのが容易な物
本やCDは捨てるかどうかで悩むのものです。
ただ絶版でない限り購入できない商品はないでしょう。レンタルしたり、図書館で読み返すことが出来ます。
また大量にあるならまとめて売り、お金にすることも考慮に入れましょう。
無料でもらった物
ノベルティグッズ、サンプル、景品などは捨てましょう。
使い勝手のよい物は数を決めて残りを捨てるとスッキリします。なくなっても生活に支障がない物は処分しましょう。
必要な物の「置き場所」を決める
手元に残った必要な物の置き場所を大まかに決めましょう。
いきなり整理整頓するのは大変なので、決めやすい物から始めます。また「使いたい時に便利な場所」を考えるのもアイディアの一つです。
最初は1日10分と短めに設定してスタートするとよいでしょう。
キレイな部屋を保ち続ける3つの方法
汚部屋から脱出したらキレイな部屋を保ちたいという意識が芽生えてくるでしょう。ここからはキレイな部屋を保ち続ける方法をご紹介します。
理想の生活をイメージして目標にする
自分の理想とする部屋をイメージしましょう。理想と現実がかけ離れていても構いません。
インテリア雑誌やインスタグラムなどの写真を参考にしましょう。また動画サイトでも片付け方や部屋のコーディネートに関する動画が多数公開されています。
モチベーションを上げるためにもチェックしてみましょう。
物の定位置を決める
物の置き場所が決められたら、次は細かく定位置も決めましょう。
鍵や携帯電話などの生活必需品からスタートします。定位置が決まると物を探す時間がなくなり、物をなくすことも少なくなります。
また余計な買い物をしないというメリットもあります。スッキリ片付けることで心に余裕ができ、家事や趣味に没頭できます。
1つ買ったら1つ捨てる
部屋が散らかるということは、物の絶対量が多いことがあげられます。
1つ買ったら1つ捨てる「1イン1アウト」という習慣をつけましょう。物が多いうちは1つ買ったら2つ捨てると加速して片付きます。
また部屋が片付くまでは1日1つ捨てると決めるのも良いアイディアです。
おわりに
汚部屋になる人の心理と汚部屋を脱出できる4つのステップをご紹介しました。
あなたにとって部屋を片付けることは、毎日を快適で健やかに過ごすことの第一歩です。部屋にある不要な物を処分することは、あなたの心にあるこだわりを手放すことでもあります。
スッキリとした部屋であなたらしい毎日を手に入れましょう。
汚部屋片付けのプロに頼めばラクラク解決!?
汚部屋の片付け方が分かっても上手に出来るか不安・・・
この記事を読んで汚部屋の片付け方が分かったとしても、経験のない人がいきなり思い通りに作業を進めるのは難しいですし、毎日忙しいのに片付けに時間を割いている余裕もなかなかありませんよね。そんなときは、片付けのプロの力を借りると理想の生活に向かって近道ができます。

普段あまり目にしない片付けのプロ。チラシやインターネットで探すこともできますが、「みんなの遺品整理」のような検索サイトを使って探すと実績のあるプロの業者が簡単に見つかるのでおすすめです!(「遺品整理」と名乗ってはいますが、汚部屋の片付けにも対応している一括検索・見積もりサイトです。)
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