高かったからと捨てられない服、いつか着るだろうとクローゼットに残した服などありませんか? これらの服は、そのままストックしていたとしても着る機会はありません。
さらにもったいないと思う気持ちが、断捨離を停滞させることにも繋がります。
そこで、この記事では服を処分する方法や捨てる基準などをご紹介します。断捨離を通して理想のスタイルを見つけ、さらにシンプルな生活を目指しましょう。
服を処分する具体亭な方法
服を捨てる行為は意外とストレスを感じるものです。
ただし、処分方法によっては罪悪感なく手放すことができる上、お金に変える方法もあります。
ここでは服の処分方法を7つ紹介します。
普通にゴミとして処分する
一番簡単なのはゴミ袋にまとめて、自治体に出す方法です。
お住まいの地域によって「可燃ゴミ」「資源ゴミ」などの扱いが異なるので、事前にチェックしてから処分しましょう。
フリーマーケットで売る
家族の服など集めてダンボール何個も溜まった場合は、フリーマーケットで売るのも一つの方法です。
「フリーマーケットに行こう!」や「フリマガイド」などのサイトで全国のフリーマーケット情報を手に入れることができます。
出店料金は1,000円から数千円程度なので気軽に参加できます。
ネットオークション・フリマアプリで売る
ネット登録・服の撮影・文章入力など、ちょっとした手間かかりますがネットオークション・フリマアプリで売るのもおすすめです。
一度登録すれば何度でも使えて便利です。
「メルカリ」「ヤクオフ」「ラクマ」などスマホさえあれば簡単に処分できます。
服の買取サービスを活用する
フリーマーケットやネットオークションよりも手軽なのが買取サービスです。
宅配買取で送料無料なら気軽に査定が出来るので、店舗まで足を運ぶ必要がありません。
ブランドの服は「ZOZOTOWN」「ブランディア」「RAGTAG」ノーブランドの服は「ティファナ」などがおすすめです。
話題のシェアリングサービスを利用する
服を物々交換するイベント「xChange」もおすすめです。
会場・日時・アイテムテーマを確認して好みとマッチングしたら参加してみましょう。
持参した自分の服を会場にディズプレイしたら、あとは好みの服やグッズを探して申請し持ち帰ることができます。
販売店の回収ボックスを利用する
全国展開している衣料品メーカーや大手のデパートでは、洋服の回収ボックスを設置しています。
ここでは常時受け付けている店舗をいくつか紹介します。
ユニクロとGU(ジーユー)
「ユニクロ」「GU」では店舗に回収ボックスを設置しており、販売したすべての商品をリサイクルしています。
「GU」では洋服をボックスに入れスキャンすることアプリポイントが付き、クーポインに変換することができます。
無印良品
「無印良品」では下着以外の無印良品の衣料品全般・タオル・シーツ・カバー類を常時回収しています。
洗濯ネームに「株式会社良品計画」と記載があればOKです。
MUJI passport会員になっていればその場で1,000マイルがもらえます。
H&M
「H&M」では不要になった衣類を袋に詰めてリサイクルボックスに入れることができます。
自社の製品でだけでなく、他社の製品や片方の靴下など揃っていないものでも回収してくれます。
持ち込み袋一つにつきH&Mで利用できる割引クーポンがもらえます。
紳士服のコナカ
「紳士服のコナカ」ではスーツ・コート・靴・バッグの自社製品の下取りを行っています。
種類によって金額が異なりますが、下取り割引券を発行してくれます。
メンズのスーツは20,000円引きとかなりお得なので、スーツを新調するときに持参するとよいでしょう。
AOKI
「AOKI」ではスーツ・コートなど1回につき5点まで下取りしてくれます。
他社製品、メンズ・レディーズ関係なく受け付けているため、一気に断捨離ができます。
また、元の値段に合わせた商品クーポン券も発行してくれます。
寄付する
古着を送ることで社会貢献をすることもできます。
送料がかかる場合が多いですが、一度に大量処分できるのはメリットといえるでしょう。
Brand Pledge
ブランド品限定で受け付けているのが「Brand Pledge」です。
送料無料で送ることができ、査定金額に最大500円を上乗せして寄付します。
寄付団体を自分で選ぶことが可能で、税控除対象の団体に寄付すると最大で約50%の税金が返ってくるケースもあります。
古着でワクチン
「古着でワクチン」は一口3,000円の専用キットを購入し、服・靴・カバンを詰めて送るだけなので簡単です。
送った衣類が再利用され、一口につき5人分のワクチンが寄付される仕組みです。
日本リ・ファッション協会
「日本リ・ファッション協会」では衣類全般を受けており、送料負担で送ることができます。
送った衣類は「衣育」を目的としたワークショップや、障害者福祉作業所などの手仕事を支援するために使用されます。
服の断捨離ルールとおすすめの処分方法
服の処理方法がわかったところで、ここからは断捨離するルールとおすすめの処分方法を紹介します。
断捨離は捨てるだけでなく、どの服を残すかを決めることも大切です。
残す物の基準を知りたい場合は以下の記事を参考にしてください。
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「モデルルームのようなおしゃれな部屋にしたい!」と断捨離をスタートしたものの、物を捨てる基準がわからないと感じたことはないですか? 捨てる捨てないを感覚で決めていると、間違って必要な物まで捨ててしまう ...
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1年以上着ていない服
クローゼットやタンスに1年以上着ていない服があれば処分しましょう。ブランド物であれば買い取ってもらうこともできます。
捨てることは同時に新しい服を買うチャンスでもあります。迷うようであればその服を1日着て出かけてみましょう。その時に湧き上がる気分に従って決めると正しい判断ができます。
おすすめの処分方法
ブランド品であればブランド専門の買取サービス、それ以外は回収ボックスのある店舗に持参すれば一気に片付けられるでしょう。
サイズが合わない服
「やせたら着よう」と思って取っておいた服など、体型が変わって似合わなくなったものは迷わず捨てましょう。
「もったいない」と思う気持ちを手放すチャンスでもあります。今のあなたに合う服だけを残していきましょう。
おすすめの処分方法
状態の良い服はフリーマーケットやネットオークションで処分することをおすすめします。思いのほか高値で売れる場合もあり、次の服を購入する資金にもなります。
ダメージがある服
シミやほつれ、虫食いや色あせなど服のダメージが確認できたら捨てましょう。大好きな服だとしても、あなたの価値を下げる要因になります。
クリーニングに出しても解決しない場合も同様に捨ててしまいましょう。
おすすめの処分方法
ダメージのある服は再利用が難しいので、ゴミとして処分してしまいましょう。
着心地が悪い服
素材がチクチクしたり、フィット感を感じない服は捨てましょう。
見た目、着心地、着たときの感覚、すべてにおいて幸せになる服を残すことが大切です。 着心地が悪い服は出番がないので、残しておく必要はありません。
おすすめの処分方法
着心地の悪い服は他の人にとっても同様にストレスになるかもしれません。ゴミとして処分することをおすすめします。
ほかの服と合わない服
ほかの服とコーディネートできないアイテムは捨てるようにしましょう。 合わせにくい服は着る機会も少ないため捨てる候補です。
また服の断捨離が進むと、自分のスタイルが確実されるため、捨てる服が明確になります。
おすすめの処分方法
あなたにとってコーディネートできない服でも、他の人にとっては魅力的な場合もあります。シェアリングサービスを使って、服を処分するとよいでしょう。
服を断捨離するメリットを考える
服の処理方法と断捨離のルールがわかったところで、ここからは服を断捨離するメリットを紹介します。
着地点を明確にすることで、作業もスムーズに行えるようになるでしょう。
おしゃれになる
服を断捨離するということは、「お気に入り」を残すことです。
お気に入りが残ると自分にとっての「一軍」だけを毎日着ることに繋がります。
次に服を購入するときもお気に入りに合ったコーディネートを考えて買うことになるため、おしゃれに気遣うことが習慣となります。
理想のスタイルがわかる
お気に入りの服だけを残すことで、自分の理想のスタイルを知ることができます。
服の理想が定まると、それにあった靴やバッグをコーディネートすることができます。
自分のカラーがはっきりするので買い物で迷うことも少なくなるでしょう。
無駄な時間が減る
服を減らすことで、コーディネートにかける時間も短縮できます。
迷う時間が減ることでその時間を他のことに使うことが出来るのもメリットです。 また服が少なくなることで、探し物をする時間も減ります。
お金が貯まるようになる
断捨離をすると「捨てる」という行為に対して反省の気持ちが芽生えます。
なんとなく好きという服にお金を使うことがなくなるでしょう。
無駄遣いがなくなる上に、量より質にこだわる習慣も身につきます。
おわりに
今回は服を捨てる基準とその処分方法についてお伝えしました。
クローゼットをスッキリさせることで、あなたの気持ちも整理できます。捨てられない気持ちと服を手放すことで、今のあなたにあった服を手に入れられるでしょう。
理想のスタイルを手に入れて、さらにシンプルな生活を目指してみませんか?