「飲まないお酒が余って困っている」「頂き物のお酒がいつまでも残っている」「実家に残された沢山のお酒を処分したい」など、お酒の捨て方に関する悩みって以外とありますよね。
この記事では、そんないらないお酒の捨て方についてまとめていきたいと思います。
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お酒の中身・容器それぞれの処分方法
頂いたものの好みにあわず飲まなかったお酒や実家でお父さんが溜めていたお酒など、捨てるときの状況は人によりさまざまです。
いずれの場合もお酒を捨てる前に「中身」と「容器」をそれぞれに付いて正しい処分方法を理解しておきましょう。
お酒の中身を捨てる際の注意点
まず結論からいうと、アルコールはキッチンに流してしまってOKです。
「お酒をそのままキッチンに流していいの?」と疑問に思うかもしれませんが、お酒のアルコール成分によって排管や浄化槽に影響を与えることはありません。
ただし、ブランデーやウイスキーなどアルコール度数が高いものを沢山流すと、部屋に臭いが充満して気分を悪くする可能性があるため、窓を開けたり換気扇を回したりしながら、少量ずつに分けて流すのがおすすめです。

なお、下水道が整備されていない地域の場合は家の前の側溝や河川に直接排水されている場合があり、あまり大量に流すと近所迷惑になる恐れがあります。大量の水を一緒に流すことで多少軽減することもできますが、お酒の臭いはデリケートな問題なので充分な配慮をしましょう。
残った容器はリサイクルする
お酒の中身を捨てることができても容器がいつまでも残っているとすっきりしませんよね。
自治体では容器の種類に合わせて収集日が異なることも多いので、計画的にゴミ出しをしましょう。また、「エコ酒屋」の指定を受けたお店が近所にあればそちらに持ち込むこともできます。
容器の種類 | ゴミ出しの方法 |
紙パック |
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瓶 |
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ペットボトル |
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何気なく捨てたお酒に価値があることも!?
「キッチンに流せるなら思い切ってすべて捨てよう」と思った人もいるかもしれません。
しかし、お酒の中には価値があるものもあり、知らずに捨ててしまうとかなり損することもあります。
たとえば、以下のような有名銘柄は驚きの価格で売買されています。
- ブランデー「レミーマルタン」 1本130,000円
- ウイスキー「竹鶴 ピュアモルト」 1本90,000円
- ウイスキー「山崎25年シングルモルト」 1本520,000円
- ウイスキー「響30年」 1本310,000円
- 焼酎「百年の孤独 百年のボトル バカラボトル500ml」 1本130,000円
お酒と無縁の人には驚きの価格ですが、好きな人にとっては大金を使っても手に入れたい銘酒なのです。
専門店で査定してもらうと数万から数十万円もの買取価格が提示されることもあるので、次に解説する「価値の見極め方」を意識して、これは!と思うお酒があれば売却することも検討してみましょう。
お酒を捨てずに処分する具体的な方法
お酒を嗜む人からすると「お酒を捨てるなんてもったいない!」と思うかもしれません。
有名な商品や貴重な逸品は、開封済みであっても値が付く場合があります。ここからは、お酒を捨てずに処分する方法をいくつか紹介していきます。
総合リサイクルショップに持ち込む
最寄りの総合リサイクルショップに、お酒を持ち込んで査定してもらうことができます。
あまり高額にはなりませんが、1点から査定してくれて手軽に処分できるのが魅力です。
受付時に本人確認書類が必要になるので忘れずに持参しましょう。
お酒専門の買取店を利用する
お酒専門の買取店を利用する方法もあります。
総合リサイクルショップでは種類を問わず一律の査定額になる場合も多いですが、お酒専門の買取店では知識を持ったスタッフが希少性や話題性を考慮して値段をつけてくれるという強みがあります。
適正な価格で買い取ってもらいたい時にはこちらがおすすめです。実店舗のほか宅配買取に対応したお店もあるので、自分の都合に合わせて利用しましょう。
なお、こちらも総合リサイクルショップと同様に本人確認書類が必要になります。
ネットオークション・フリマアプリ
お酒はネットオークションで売ることもできます。また、フリマアプリを使って自分で値段をつけて販売することもできます。
フリマアプリは値切り交渉も盛んなため、値下げをしたくないという場合はオークションの方が適しています。
お酒が沢山ある場合は出品や発送などに相当な手間がかかるため多忙な人には向いていません。また、梱包資材や配送料もかさみがちなので相当高額なお酒以外は手を出しづらいのもデメリットです。
人に譲る
直接の収入にはなりませんが、お酒は好きな方に譲るととても喜ばれます。
ブランデー・ウイスキー・焼酎は年数が経過していても劣化しづらいので気を使う心配もありません。
ただ、あまりに古そうなお酒は先方が「保存状態が気になる」といった疑念を持つことも考えられます。人へ譲るにしても友人や親戚など気ごころの知れている人にとどめた方が無難です。
買取査定するときに知っておきたいポイント
お酒を買取査定するときに知っておきたいポイントがいくつかあります。
これらのポイントを抑えておくと「買取に出したものの値がつかなかった!」というガッカリ感を回避することができます。

値段が付きやすいお酒と付きづらいお酒の違いを見極める
お酒に詳しくないと何を買い取ってもらえるのか検討がつきませんよね。
お酒で値段が付きづらいものは、醸造酒に分類されるビールや日本酒です。美味しく飲める期間は、ビールの場合で製造から約9か月、日本酒の場合で製造から約1年が目安です。
一方、劣化しづらいブランデー・ウイスキー・焼酎、ワインやシャンパンは値段が付きやすいです。ウイスキーやブランデーなどは蒸留酒でアルコール度数が高いため、醸造酒と比べて劣化しにくい性質があります。
お酒に無縁でどんな銘柄が買取してもらえるか分からない時でも、お酒の分類を知っておくと多少アタリが付くようになります。
見た目の変色や目減りに注目
お酒を見る時に見た目の変色や目減りがないかも注目しておきましょう。
このような状態になる原因は、保管状態が不適切だったことが考えられます。目減りしているものは、瓶の一部が欠けている可能性もあり風味も損なわれているので買取してもらえません。
逆に年数が経過しているお酒でも目減りや変色が無い場合には、買取してもらえる可能性が高くなるため、査定だけでも受けてみると良いでしょう。
ラベルや箱の状態、開封・未開封を確認
開封したお酒やラベルが読み取れないほどの状態のお酒は、残念ながら買取してもらえません。
箱に入っているものなら埃を落としてきれいな状態にすると査定額が上がることもあります。
箱が無い場合でも、銘柄によっては買取対象になる場合もあるので査定を受けて見ると良いでしょう。
価値がわからない時には買取一覧表を参考にする
お酒を飲まない人だと種類や銘柄を見て「値段が高そうなものだろう」という判断すらできませんよね。
「買い取ってもらうほどの価値が本当にあるの?」と気になって、査定まで踏み切れないというケースも考えられます。
そんなときには、お酒の買取一覧表が掲載されているサイトを見てみましょう。買取一覧表をみると価値のありなしくらいならある程度わかるようになります。
宅配キットを使って破損の心配をせずに送る
お酒の買取方法には、宅配・持込・出張の3つがあります。
なかでも重いお酒を店舗まで持ち込まなくて済む宅配買取は人気の高い方法です。
インターネットから利用できるお酒の専門買取店では、無料で宅配キットを送付してくれます。自分で準備したダンボールでも構いませんが、割れ物なので梱包が不安という人は宅配キットを事前に申し込んでおきましょう。
筆者がおすすめするお酒の買取専門店
お酒を買取に挑戦する人に向けて、筆者がおすすめする買取店の情報をまとめます。買取方法や特徴を比較して自身の都合にあったところを探してみましょう。
業者 | 買取方法 | 相談方法 | 特徴 |
ライフバケーション |
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大黒屋 |
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バイセル 出張買取 |
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おわりに
今回はお酒について捨てる以外の処分方法をまとめてみました。
いつまでも倉庫に置かれっぱなしで無駄なスペースを占めていたお酒を、自分に合ったやり方で処分してみましょう。
お酒の買取専門店に頼めばお得!?
お酒を売りたいけど、簡単にパッとできるところはないかな?
ブックオフやハードオフに持ち込めるものならさておき、お酒となるとなかなか買い取ってくれるお店を探すだけでも苦労しそうですよね。
そんなときは、坂上忍さんのCMでもおなじみの「バイセル」に依頼すると便利かもしれません。バイセルは一般的な持ち込みでの買取に加えて出張買取にも対応しているため、実店舗を気にせず、どこからでも気軽にお酒を買い取ってもらうことができます。
土日祝日も受付しているため、週末にまとめて処分したいと思っている人にも最適です。お酒を売りたいと思っている人は是非ぜひチェックしてみて下さい。