片付け術・断捨離

服は何着あればいい?洋服の断捨離で知っておきたい枚数管理のコツ

クローゼットにたくさんの洋服がある・・・。

断捨離を進める中でどれだけクローゼットに洋服を残すべきか悩んだ経験はありませんか?

今回は筆者の経験を踏まえながら、適正な洋服の枚数を把握し、さらに断捨離するための方法をご紹介します。

服の枚数を把握するとメリットがある

どうして洋服の枚数を把握すべきなのでしょうか?そのメリットをご紹介します。

おしゃれになれる

一見服の枚数が多い方がおしゃれな感じがしませんか?しかし、実はおしゃれな人ほどクローゼットのなかに入っている洋服は少ないのです。

筆者は学生時代にアパレルを専攻しており、周りはおしゃれな人ばかりでした。そのような人たちはクローゼットがぱんぱんで洋服が溢れているということはまずありません。自分が把握できる枚数をフル稼働させているためです。

「服自体はたくさんあるのに毎回同じようなコーディネート」という経験はありませんか?

たくさん服を持っていても結局手に取るのは「いつもこれ」という状況に陥りがちです。少ない枚数だとクローゼットの中身を的確に把握することができるので、こういった事態を避けることが出来ます。

無駄遣いしなくなる

金銭面でもメリットがあります。

服の枚数を把握できていないとつい「着ていく服がない!」と服を買い足してしまいがちです。

服の枚数をある程度把握していると、本当に必要なのか、似たようなものを持っていないかという視点で買う買わないを検討できます。これにより、ついなんとなく買ってしまったということがなくなります。

今はファストファッションで安く服が手に入りますが、毎シーズンその調子でお金を使っていると結構な金額になりませんか?その金額を節約できるのは家計に取っても大きいことです。

適正な服の枚数を知るにはどうしたらよいか?

コツをアドバイス

実際、適正な洋服の枚数は何枚なのでしょうか?例えば100枚以上ある場合はどうでしょう。ほとんどの人はしっかり管理できないと思います。

ライフスタイルによって必要な服の枚数は変わってきます。一概に〇枚とは言いにくいところがありますが、適正な服の所持数に関する考え方を理解することができれば、環境が変わっても応用することが出来ます。

3つの観点から適切な服の枚数をご紹介します。

収納スペースに収まる量にする

まずはこれが基本です。

今ある収納スペースから服がはみ出していたりしませんか?収納ケースなどを買い足したくなるかもしれませんが、これは無限に服が増える原因になるのでおすすめしません。

今ある収納スペースに収まりきらない場合は処分することを考えましょう。

一例ですが、筆者の場合は4つまでの衣装ケースとクローゼットに吊るすことができる上着類を定量と定めています。

日常生活に支障をきたさない量にする

適正な枚数に!と思い、つい日常生活に支障をきたす範囲まで勢い余って断捨離しそうになっていませんか?

例えば仕事で必要なカッターシャツ。着回しできる限界まで減らしたら洗濯・アイロン掛けが大変で手が回らない、なんてことにもなりかねません。

あくまで快適に暮らすために断捨離をするため、必要な物は極端に減らさなくても大丈夫です。

仕事や生活環境によって必要な服や枚数は変わってきます。平日は仕事できれいめな服が多く必要であれば、休日用のカジュアルな服を少し減らす。そうやって全体で帳尻をあわすという考えをおすすめします。

着こなせる量にする

実際人間が把握できる枚数はどれくらいなのでしょうか?

筆者の経験からいうと春夏・秋冬で各25着+アウター類10着の計60着位が過不足なくちょうど適正な量ではないかと思います。

これはあくまで普段着る服に対してです。パジャマや運動用のジャージ、冠婚葬祭用の服等を合わせるとまた増えるので、普段着る服は極力オールシーズンで60着くらいにおさめておくと管理するのが非常に楽です。

筆者の場合春夏だと以下のような内訳です。

  • トップス(Tシャツ、シャツ、ニット、カーディガン等):15着
    • Tシャツ:3枚
    • シャツ:1枚
    • カットソー:4枚
    • デザイン性のあるトップス:2枚
  • ボトムス(デニム、スカート等):10着
    • デニム:1本
    • ワンピース:3着
    • パンツ:3本
    • スカート:3着

少ないと思われたかもしれませんが、アウター抜きで単純に計算するとこれで150パターンのコーディネートが組めます。

これに靴やアクセサリー、バックなどがプラスされるので実際のパターンとしてはもっと多くなります。また女性の場合だとヘアメイクでもかなり印象が変わります。そのためカジュアルから割とかっちりめな感じまで着まわすことが出来ています。

筆者の場合、シーズン物のニットやコートなどのアイテムはそれぞれ5着以内に収まるようにしています。どんなに多くともシーズン物のアイテムは10着以上になったら処分したほうがいいでしょう。

いらない服を断捨離する時の3つのポイント

ヒント

適正な枚数を把握出来たら次は断捨離です。3つのポイントをまとめました。

状態が悪い洋服は断捨離しよう

毛玉だらけのセーターたシミのついたトップス。いつか処理をしようとクローゼットに眠ったままであればこの機会に断捨離しましょう。

難ありの状態の服でも普段着で着れればいいやと思うのであれば、もう既にスタメンとして活躍しているはずです。また、本当に大切な服であればすぐに手入れをするでしょう。

それがしばらくクローゼットに眠ったままということは、あなたの中でその服はそこまでお気に入りではないということです。

「今週中に手入れをする」と期限を決めてそれを過ぎてしまったら断捨離することをおすすめします。

サイズが合わない洋服は断捨離しよう

サイズが合わない服=今着れない服です。

今着れない服をタンスのこやしにするのはやめましょう。

昔痩せていた時に履いていたデニム。また痩せたら履こうと置いておきたい気持ちはわかります。しかしそのような服でクローゼットが埋め尽くされていたら本末転倒。何のためのクローゼットか分かりません。

ですので、どうしても残しておきたいという場合は1着のみ残してあとは断捨離してしまいましょう。

1年以上着ていない洋服は断捨離しよう

上記で説明した2点は「今、着れない」服という基準なので比較的楽に判断して断捨離できるかと思います。しかし、難敵なのが「まだきれいでサイズも合っているけど、しばらく着ていない服」です。

コーディネートのレパートリーを増やすために残している服というのは、意外とたくさんあるのではないでしょうか。

そんな時には「1年」着ていないという明確な期間を定めて断捨離を進めることをおすすめします。なんとなく「長期間着ていない」だと判断の基準がぼやけ判断すること自体に疲れてしまいます。まずは明確な期間、例えば「1年」と定め、機械的に判断していく方が楽に断捨離ができます。

実は服にも鮮度というものがあります。似たようなデザインでも少しづつ形がアップデートされています。

長い間手が伸びないというのは今の空気感にフィットしていないのでは、という感覚的なところも大きいです。トレンドを意識した服は数年で時代に合わなくなるものだ。とあらかじめ思っておいた方がよいでしょう。

適正な服の枚数を維持するためのポイント

必要な服だけが並べられたクローゼット

適正な枚数に服を減らし、それを維持するポイントをご紹介します。

  • 汚れ、縮みなど状態が悪い服
  • 今の体型に合わない服
  • 前回から1年以上着ていない服

これらを基準にクローゼットに入れる服を選別していきましょう。これを繰り返していくとクローゼットの中は自ずとスタメンばかりになり、自分で把握できるまでに落ち着いてきます。

また、あえて買わないという選択肢もおすすめします。現在では服のサブスクリプションのサービスも豊富にあり、毎月定額でトレンドの洋服を借りることができます。

まさに自分のクローゼットを増やさずにコーディネートの幅を広げることができる点がメリットです。

どうしてもある程度服の枚数を持っておきたいという人におすすめのサービスなので、一度検討してみてもいいかもしれません。

また、パーティドレスなど普段着る機会はないものの、またいつか着る機会があるからと残している服はありませんか?

筆者はそういった服がたまっていった経験がありますが、高価だったりするため処分しづらいですよね。またそのいざという機会が来ても「何だか古臭い・・・」と結局新しい服を買うことも多々あります。

そういう人には毎月定額ではなく、スポット的に何千円かでパーティドレスが借りれるサービスもあるのでぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

おわりに

適正な服の枚数は春夏・秋冬で各25着+アウター類10着の計60着位を目安にするとよいでしょう。

しかし仕事や環境によって適正な枚数は変動するものです。

その時は、以下の基準で枚数を定めていくとクローゼットがパンパンということを防ぐことができます。

  • 収納スペースに収まる量にする
  • 日常生活に支障をきたさない量にする
  • 着こなせる量にする

ぜひ断捨離をしてすっきりとしたクローゼットを目指してくださいね!

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SHIBA

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管理人のSHIBAです!このブログでは、断捨離などさまざまな片付け情報をピップアップし、イチオシテクニックや少しお得な処分方法なんかをまとめていきます。

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