「どうして上手に片付けられないのかしら?」と悩んでいるの人も多いのではないでしょうか?
片付けようと思うけれど何故か上手にできない、など片付けに対して苦手意識を持っている人もいるでしょう。
そこでこの記事では片付けられない理由とその脱出法をご紹介します。
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片付けられないのは病気のせい?考えられる5つの原因
片付けが上手に出来ない人は精神的にも肉体的にも疲れている場合があります。
心に余裕がないため、エネルギー不足で気持ちが動かないケースもありますが、それ以外に考えられる障害など5つの原因をご紹介します。
育った環境
片付けられない人の特徴として、子供時代の生活環境に問題がある場合があります。
「そもそも片付けるという概念がない」「片付ける必要性を親に強いられなかった」など、片付ける必然性を持たない人に多く見られます。
また、子供が出かけている間に母親が片付けてしまうことで、自分の意思で行動しない人になっている場合もあります。
うつ病
うつ病になった場合、今まで簡単にできていたことが嘘のようにできなくなります。
やる気がない、倦怠感に襲われるなど、行動がスローになってしまうことも原因です。ただ疲れているのではなく、すべてのことにやる気をなくしてしまうことに。
まずは片付けよりもメンタル専門の病院などでしっかりと治療して、回復する方法をとりましょう。
認知症
認知症を発症した場合、徐々に片付けられなくなります。
また症状が進むと、物を置いた場所を思い出せないケースも出てくるでしょう。
片付けができない以外にも「物をなくしてまう」「片付けた場所がわからない」ということもあります。いつから片付けられなくなったのかをチェックし、家族にも把握してもらうことが大切です。
ADHD
ADHDは「注意欠陥多動性障害」という発達障害です。
物事の計画を立てることや、実行することが困難で、注意が次々と移ってしまうため、整理整頓・片付け・捨てるということが苦手です。
また捨てる行為自体に怖さを感じるケースもあります。片付けられないことを責めず、専門医に診てもらうことが大切でしょう。
強迫性障害
強迫性障害の場合は、捨てられない片付けられないといった行動に理由があります。
例えば物を捨てるとよくないことが起きると思い込んでるケースです。
たとえば、整理整頓をした日に嫌なことがあった場合、また同じことが起きると考えて行動に出れないという理由付けがされてしまいます。
適切な薬物療法、認知行動療法を行えば改善が期待できるでしょう。
片付けられない人の心理
病気などこれといった原因がなくても上手く片付けられない人はいます。
片付けられない心理を知ることで、次の行動に出やすくなるでしょう。ここではその心理をご紹介します。
もったいなくて捨てられない
クローゼットの中にある着ない服、引き出しにある使わない文房具など「いつか使うかも」「もったいないから捨てられない」という心理を持っていることも片付けられない原因のひとつです。
「せっかくもらったから捨てるなんて申し訳ない」などと考えてはいませんか?
まとめて片付けようとする
出したものを机の上に置いて「後からまとめて片付けよう」と考えるのも片付けられない理由です。
その「後から」はなかなかやってこないため、積もり積もってしまいます。面倒くさがりな性格が片付けられない原因といえるでしょう。
散らかっているのが気ならない
部屋が散らかっていても片付けず、気にならないというパターンもあります。
子供の頃の生活環境が大きく影響している場合もあるでしょう。周りが「散らかってるよ」と言っても、あまり動じない人が多いのもこのパターンの特徴です。
片付け意識を向上させるには?
片付け意識を向上させるには、理想の部屋を決めるとよいでしょう。
インテリアの本やインスタグラムの写真などから好みの部屋をチェックします。片付けることにフォーカスせず、どんな部屋に住みたいかを意識するのもアイディアのひとつです。
また、上記の障害などが思い当たる場合は、家族や友人に相談することをおすすめします。「成人期のADHDの診断チェックリスト」などでセルフチェックも利用してみましょう。
苦手な人でもできる片付けテクニック
片付けが苦手な人でも簡単な方法を繰り返しながら、徐々に上達することも可能です。
いきなり部屋全部を片付けるのはハードルが高いため、片付けるつもりがかえって散らかってしまうこともあります。
自分にあった方法で1つずつ試してみましょう。
バッグの中を片付ける
まずは自分のバッグの中を片付けてみましょう。手順はシンプルにすると習慣にしやすいです。
- バッグの中の物をすべて出す
- ゴミが入っていたら、ゴミ箱に捨てる
- 家のカギを入れる場所を決める
- 財布を入れる場所を決める
- 携帯電話を入れる場所を決める
- お化粧品を入れる場所を決める
などなど、自分の持ち物に合わせてバッグの中の居場所を決めます。
物を入れる場所を定位置にすることで片付けやすくなります。さらに同じところに入れることで、忘れ物が減るメリットもあります。バッグインバッグやポーチなどを利用すれば、さらにシンプルに仕分けができるでしょう。
場所を決めて片付ける
部屋を一気に片付けようと考えると気が重くなります。例えばタンスであればタンスの引き出しを一つだけ片付けます。
クローゼットの中に洋服があるなら、ハンガーにかけた分だけ整理するのも1つの方法です。気持ちと時間に余裕があるときだけ、次に進みましょう。
時間を決めて片付ける
引き出し1つというように区切るのが難しい場合は、時間を決めて片付けるのもおすすめです。
アラームなどをセットして1日15分だけ整理整頓する時間にしましょう。最初から1時間に設定すると疲れてしまいます。
まずはストレスを感じない時間から始めましょう。
1日1箇所、片付ける
場所や時間を決めるのも難しいと思うなら、1日1箇所だけ片付けることを実行してみましょう。
テーブルの上、化粧ポーチの中など一瞬で終わるものを選びましょう。1日1箇所片付けられたら、スケジュール帳にお気に入りのシールを貼るとモチベーションがキープできます。
誰かと一緒に片付ける
片付けられない人は、物が捨てられない人でもあります。
捨てることに罪悪感を感じることもあります。また強迫性障害の方は、捨てると悪いことが起こると考えてしまうこともあります。
その場合は家族や友達と一緒に片付けを行いましょう。心を楽にして片付けができます。
捨てる期限を決める
捨てたくないと感じる物もあるでしょう。
その場合はボックスを作って期限を書き、捨てる予定の物を入れます。例えば1年後にその箱から取り出して使わなければ、捨てる物と判断します。
自分ルールを決めれば不安がなくなるでしょう。
どうしても片付けできない場合は業者に相談するのもアリ
家族や友達に迷惑をかけるのは申し訳ないと感じる人もいるでしょう。その場合は片付けの専門業者に相談するのも一つの手です。
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「軽トラックのせ放題」などを利用すれば、かなりリーズナブルに片付けられます。
おわりに
今回は、片付けられない理由と脱出法をご紹介しました。
片付けられないことにフォーカスするよりも、自分が過ごしやすい部屋作りや簡単にできる方法を身につけることが大切です。
無理のないペースであなたなりの片付けを行いましょう。